mouf2004-10-15


ということで、面白おかしく書いてしまいましたが・・・


フランス人は、文化に対して真面目です。
そして、この国では食べ物は立派な文化。
上手にハシを使えるフランス人達は、現実として、こういう怪しい日本語があふれたお店で、焼き鳥定食を日本料理だと信じて(漬物から順番に?)食べています。


もちろん、これは正しい日本料理(文化)を広めようとしなかった日本人の責任です。


たとえば、価格が安くてしかもきちんとしているお店を紹介しているガイドブック、「Paris Pas Cher (2005)」
この中のアジア料理のコーナーでは、膨大な日本料理店の中から、10 Euros以下の部門でYokoramaとIkurama、10-13Euros部門でここのKiotoriを紹介しています。
在留邦人の社用族価格では、フランス人が店に入って知らない料理を食べる気にはなりません。大陸系の方々が、夕食のコースメニューを13 Euros(おきなわ)ぐらいで頑張ってきたからこそ、ここまで「日本食」が広がって、マーケットも大きくなったわけです。


たとえば、日本の中華料理屋で中国語が使えて、現地と同じ調理をしているか?
それはありえません。
だから、「パリの日本食」がかなりアレンジされていたとしても、日本人が文句を言えた筋合いではないのでしょう。


それ以前に、これはきちんとした日本食の文化を伝えることを考えなかった、自分達の責任なのだと思います。