mouf2005-02-09


ところで、この「サンドウイッチ・グレック」(フランス人はチが言えないのでサンドウイッシュ!と言い直す根性曲がった人もいますが・・・)、そのままだとギリシャ風サンドウイッチなのですが、なぜかこれがアラブ料理です。


これは「ケバブ」。
ケバブというと、以前イランの人が上野公園で焼いていた、羊の串焼きをイメージしがちですが、こちらではこういう感じです。


スズメバチの巣のように串刺しになった肉が、熱くなった電気ロースターの前でぐるぐる回ります。注文があると、おじさんが長い包丁を2本シャキシャキこすり合わせてから、おもむろに焼けたところを削いでいきます。
それを、パンにはさんで出来上がり。
もちろん、いつもはもっと大きいのですが、たくさん売れると削られまくってこのように小さくなってしまいます。


この肉は、牛肉、鶏肉、ラムなどのブレンドのようですが、一軒だけ聞き取れない肉を使っているところもありました。(怖い)
強い匂いをイメージされるかもしれませんが、においはほとんどありません。


なお、「ギリシャ風」なのですが、お店の人はアラブ系(トルコ系?)です。
ときどきヒゲをはやしたコワモテの人がいるのですが、グレックのお店で怖い思い、不愉快な思いをしたことは全くありません。


注文するときのやり取りは、まずお決まりの、
「ぼんじゅーる、あんサンドウイッシュグレック、しるぶぷれ。」
すると、たいがい次に聞かれるのは、「ソースは何にする?」ですので、マヨネーズとかケチャップとか、もしくは並んでいるソースを「これとこれ」とか言えばいいでしょう。
すると次が、「サラダ、オニオン、トマト入れる?」です。入れないと安くなってしまうので必ず聞かれる場合が多いようです。「うい、びあんしゅーる」とか言っとけばいいでしょう。後は待つだけです。


ちなみに、ケバブの前でおじさんに包丁をシャキシャキやってもらって写真を撮らせてもらおうと思ったのですが、「俺達イスラム教徒だから。」とお断りされてしまいました。
いろいろたいへんな事情もあるのでしょう・・・