今朝のMetro紙

mouf2005-05-30

まず、これが今日のリベラシオン紙の一面。


今朝の metro紙から


Nicolas Sarcozy
「今日、フランス人は意を決してノンと言った。これは重大な政治的事件である。」ニコラ・サルコジはこのように宣言した。「フランス人が言おうとしていることを考えなければならない。」「新たな希望を築くために、私達の国家の行方を決めるであろう次の選挙まで私たちを分裂させるこの22ヶ月間を有効に使わなければならない。」と付け加えた。国家を動かすために背景にある理由を強調すること、彼の持論である「革新的かつ精力的かつ野心的な活動方針、これは私達の政治・経済・社会における大きな転換点である。」


Jean-Marie Le Pen
Front Nationalの総裁、ルペンもまた国家の責任者の辞任を求める。「彼にはもはや国家の元首としてとどまる資格はない。また、国民は、彼の閣僚達と同様に、彼にも今夜その意志をはっきりと表明した。これに対して、彼もその信任を返上すべきであろう。」とも付け加えた。


Jack Lang
ジャックラングは、反対派の勝利は「政治権力に対する怒り、憤り(とbranca?)などの象徴だ」と考えている。「多くのフランス人が、心の奥底で「もう十分だ、10年だろう、もうたくさんだ!」と言っているのだ。」


明日のle mond紙(今日の夕方に発行)
ノンと投票した理由
次の理由の中で、あなたが「ノン」と投票することにした一番の理由はどれですか?

  • この条約はフランスの失業問題を悪化させるから:46%
  • 現在の体たらくにうんざりしていることを示したい:40%
  • ノンと表明することが条約の改定を可能とするから:35%
  • この条約は自由主義Liberal)すぎる:34%
  • この条約は、理解するのがことさら難しいから:34%


いずれにしても、EUの迷惑やヨーロッパの今後の対応については全く言及されないことが重要。
政治家達は、「ヨーロッパ」をすっかり自分の権力争いの道具にしてしまっています。
国民も、実状は35時間法の改正や祝日の一日返上とかが気に入らないというあたりが、おそらく今回の「ノン」のモチベーションになっているのではないでしょうか。
しかし、おそらく誰も、まさか今回の国民投票でこれが否決されるとは考えておらず、ちょっと慌てていて、「なんで他の連中までノンと投票したんだ?」と勝手なことを考えているのではないかと思います。


これは、今日のリベラシオン紙の裏表紙。

ちなみに、このアホなパスタ会社は、今日の三紙すべての裏にこの広告を出していました。