今朝のmetro紙

ラ・サマリテーヌは将来を模索している
パリのデパート、ラ・サマリテーヌの社長フィリップ・ド・ブーォワは、店舗の工事のための閉鎖の発表にショックを隠しきれない従業員たちに対して、「解雇はないと思うし、再就職という解決策もみつかるであろう」と確約した。ジャーナル・ド・ディマンシュ紙との会見でも、「以前も述べたように繰り返しますが、解雇はないでしょう」と繰り返した。
建物の老朽化
セーヌ河畔、パリI区の中心に位置する有名デパート、ラ・サマリテーヌは、建物の安全設備の老朽化を理由に、来週から数年間(quelques anees)閉鎖される。これに対する労組サイドの推測は、LVMHグループは、1905年に作られたアールデコ調の建物を改装し、さらに2012年に見込まれているパリでのオリンピック開催を見越して豪華なホテルにしようとしているのではないかとの見方をしている。社長は誰の首を切りたがっているのかという噂もある。他の場面では社長は「店舗の収支報告と閉鎖の理由には全く何の関係もありません」と語っている。
サマリテーヌの従業員は、先週土曜日に日中1時間のストライキを再び行い、また本日も新たな集会がもたれるであろう。LVMHグループが所有権を有するこのデパートの運命は、6月28日に決定される。